途中報告

もみえりについて

元気にしてますか?
私は元気です。

『ラーゲリより愛を込めて』を観て、人生というもの、今を生きるということ、私が大切にしていることを考えるきっかけを得たので「ああ、そういえば今は人生の分岐点かもしれない」と思い、筆を取りました。

というのも、私は今すこぶる元気なのです。

彼が死んでから、約2年と3ヶ月が経ちました。
ただその時は、死なないように、生きるということをしなければいけないから、目の前のことを一生懸命にやるしかない、刹那的な生き方をしていました。仕事も頑張ってはいるけれど、目標を立てたり、何かにわくわくすることが難しいから、現状維持を続けているような感覚でした。

今でも、死ぬことは結構楽しみです。
ただ、生きることも楽しもうと思えるようになりました。
年齢も、性別も関係なく、人は頑張って生きて、いつか絶対死にます。私もその一人です。
私が今の人生を終えることができる時まで、自分が幸せになるためのことをします。そう思えるようになりました。

思えば、転機は種子島だったかもしれません。

2023年6月、私はあるビジネス合宿のために種子島に行きました。成田空港から鹿児島空港へ、そこから種子島へ飛行機で行くつもりが天候の影響で欠便。フェリーに変更しなんとか当日中に到着。事前に予約していたレンタカーに乗って宿まで2時間ほどドライブし、大きな荷物だけ置いて地元で有名なインギー地鶏をつかった食堂へいき、インギーラーメンを食べ腹を満たし、コンビニで晩酌用のお酒を少し買い、宿へ戻り就寝しました。

その後2日間は大きなホテルの会場でみっちりセミナーを受け、最終日を迎えました。最終日は希望者で観光の予定だったので、お気に入りのワンピースに着替え、種子島の観光地を回り、次の日に帰りました。

まず、私は種子島が好きです。緑が好きなので、見渡す限り自然が広がる、気持ちの良いあの風景が好きになりました。泊まった宿の方の優しい対応も、絶品の夜ご飯を食べさせてくれた南種子の女将さんも、皆いい人でした。
また、そこで出会った人とも深い縁を結ぶことができました。今立ち上げている新事業にすごく力を貸してくれている人もそこで出会った人だし、半年経った今もご飯に行く人もいます。
私が人生で初めて明らかな霊的な体験をしたのも種子島でした。詳細は省きますが、今までぼんやりと信じていた物体としてではなく存在している意志、エネルギーのようなものが、実際に輪郭を持って(見た訳ではないですが)認識できた感覚でした。

種子島から帰ってきてから、私は少し先の未来に希望を持って楽しいことをしようという気になりました。現状維持を続けていた事業に加え、ずっとやるやると言っていた新事業が本格的に動き出し、来年春には始動する予定です。恋愛も前向きにしようという気持ちになってきました。もし生きる期間が長かったらきっと子どもや家族、大切な人がいないのは辛いと思ったし、自分にとって希望のある人生を考えたら必要だと思ったから。

ずーっと曇りだったせいで種子島の綺麗な星空が見れなかったのだけが心残りなので、またいつか行きたいと思います。

2024年には21年9月から2年3ヶ月お世話になった実家を出て、家族や友人、支えてくれる全ての人に感謝しつつ、再出発します。

自分を信じて、前を向いて、楽しく元気に、時には人に頼りながら頑張って生きていきます!

人生の途中報告は、以上です。
またいつか。

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