死んだ人と生きていくということ 3

記録 もみえりについて

前回はこちらからどうぞ

高校を卒業して就職した彼。約3年半会社員をしていました。

当時21歳の彼は、こう思っていました。「金がない」と。笑

私たちは旅行が好きで、年に2回は旅行に行っていました。この年は私の誕生日に合わせて韓国旅行にいっていて、彼は財布がすっからかんになってしまったようでした。(言ってくれたら行こうって言わなかったのに笑)

解決策として彼が取った行動は、副業でした。最初は趣味のパチスロをガチでやって数十万貯めて、それを軍資金にしてせどりを始めました。

一応彼のために言っておきますが、せどり(転売)と言っても品薄のマスクを大量買い…チケット転売…とかそういう倫理に反するものじゃなくて、中古のメディア系商品に絞った本来のお客さんに迷惑のかからない形のものです。

せどりを始めて半年も経たない頃、忘れもしない2017年の冬。地元の大衆居酒屋で2人で飲んでいた時、彼は少し言いづらそうにしながら私に告白してきました。

彼「今の仕事を辞めて、せどり一本でやっていこうと思う」

私「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

いきなりすぎ&予想外すぎの決断にめちゃくちゃびっくりしました。

いや、確かに私は全国転勤の職(全国に学校がある高校)に就いたので、それも踏まえてどこでもやっていける仕事と考えたらぴったりではあるのですが、それまで彼がやっていた業種は全国どこでも働けるような業種だったので、てっきり私の配属先の近くの職場に転職すると思っていたので(そういう話もしていたし…)相当びっくりしました。

私の短い人生の中で「独立をしてる人」と会ったことがなかったので、そもそも私の頭の中の選択肢になかったというのもあります。

でも、せどりを始めて自分でお金を稼ぎ始めて、ものすごく楽しそうにしている彼を数ヶ月見ていて、私も嬉しかったんですね。趣味と言ったらパチスロと車と飲むことくらいで、休みの日は私とどこかにいくかパチンコ行くかたまに友達と会うかって感じだった彼が、楽しく頑張ってそれが数字に表れていって、ワクワクしているのを見ていて、陰ながら応援していたんです。

私はどんな人もその人が納得できて、幸せだと思える人生が送れたらいいなと思って、それで教員になったのもあるんです。成功するかどうかわからないけど、せどりが彼にとって楽しいことで、お金をたくさん稼ぐという目標に向かうことが彼の幸せなら、応援しようと最終的に思いました。

え?!大丈夫?!具体的にどう計画してるの??とかはめっちゃ聞きましたが。笑

この時の彼の決断によって、私たちの生活は大きく変わりました。

彼の独立、その後の会社設立は、3年後私がしたある決断に大きく関わってくることになります。

死んだ人と生きていくということ 4へ続く

コメント

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