寄付をしてみたいけど本当にした方がいいのかな?
偽善者って思われないかな?
そんなに生活に余裕があるわけじゃないし、わざわざ私がやらなくても…
そう自分にストップをかけて結局行動に移さずという人もいるんじゃないでしょうか。
私もずっと行動に移せずにいたひとりでした。
でも、「やらない後悔よりやる後悔」の精神ではじめてマンスリーサポーターになった時、もっと早くやっておけばよかった!と本気で思いました。
そんな人の背中を押せるように、今回の記事を書きました。
筆者は元通信制高校教師。2019年〜NPO団体に毎月寄付をしています。現在フリーランス国際協力師原貫太さんのオンラインサロンで社会問題・国際協力を日々勉強中。サロンメンバーと協働プロジェクトを行ってます。
寄付はした方がいい【自分のためにも、社会のためにも】
今はこのブログで国際協力の情報発信をしたり、原貫太さんのオンラインサロンのメンバーと協働プロジェクトをしたりしている私ですが、ほんの1年前までは「国際協力に関わりたい…でも、何から始めればわからない」と嘆いていました。
私が始めた最初の行動が「寄付(マンスリーサポーター)」でした。
寄付をすることにより、よかったことがたくさんあります。
・自己肯定感が上がった(なりたい自分に近づく)
・毎月支援している子と直接交流できるから楽しいし、きちんと支援が届いていることが実感できる。
・定期的に届く会報で今の社会問題を知れる。自分が寄付している団体の成果も知ることができる。
自己肯定感が上がった(なりたい自分に近づく)
私もそうですが、多分「寄付がしてみたい」という人は
・寄付をして、社会に貢献している自分
・寄付がしたいのに勇気が出ずうじうじしている自分
だったら、前者の自分の方が好きなんじゃないでしょうか?
なんだかんだやらない理由をつけて行動しない自分より、確実にかっこいい自分になれる。
私がなりたい私に近づく。
「自己肯定感が上がって、自分をより好きになれた」ことも、私が寄付をしてよかったと思う理由のひとつです。
毎月支援している子と直接交流できるから楽しいし、きちんと支援が届いていることが実感できる
私が選んだ寄付のタイプは毎月同じ団体に支援をするという「マンスリーサポーター」というタイプ。
この支援方法の場合、団体によっては「チャイルドスポンサー」として支援している地域の子と交流の機会があります。
例えば、顔と名前がわかったり、お手紙の交流をしたり、プレゼントを送ることができたり、中には直接訪れることができたりもします。(団体によって変わってくるので注意してください。コロナ禍で一時的にできなくなっているものもあります。)
中には寄付を募って用途不明な実際に何をしているかわからないようなNPO(NGO)もあるので、きちんと支援が届いていることを実感できるのはとても嬉しいですね。
定期的に届く報告書で今の社会問題と自分が寄付している団体の成果を知ることができる
NPOやNGOなど寄付を募っている団体は支援者により自分たちの活動を理解してもらうために報告書を発行していることがよくあります。
自分の団体が行っているプロジェクトを知ることで、今の社会でどんなことが問題になっているのかを知ることにつながり、気になった問題をより深く調べることにつながります。
例えば、ミャンマーでの教育プロジェクト「子どもたちが安心して学校に通って遊べる環境作りを」に興味を持てば、ミャンマーの教育環境だけではなく、子どもを学校に行かせられない経済状況や、もともとのミャンマーの人の教育への意識、そもそも教育ってどんな意味があるのかなどいろいろ調べることができます。
自分が関わっている団体だから、より自分ごととして学んでいくことができます。
寄付が一番始めやすい
何か社会貢献がしたいと思った時、一番始めやすいのは寄付です。
もう既にある団体にお金で活動を応援する、言ってしまえばただそれだけです。
自分の時間も使わず、毎月勝手に口座から寄付してくれます。
活動してくれている人がいて、その人たちが頑張った成果を寄付している私たちが情報として受け取ります。
でも、寄付する人がいなかったらNPOやNGOは活動できませんから、本当に大事な役目です。
募金か、マンスリーサポーターか
寄付を募金とマンスリーサポーターにわけて具体例を交えて紹介します。
募金
(この記事では便宜上一回きりの寄付のことを「募金」と呼ぶことにします)
募金と言われると小学生の頃10円を箱に入れた「赤い羽募金」を思い出す人もいるのではないでしょうか?
赤い羽募金は都道府県ごとや全国を対象に福祉活動や災害支援に役立てられているものです。
「募金」は駅やショッピングモールなど実際に募金箱を持って募金活動をしていることもあるので、その場で現金で支援できるという意味では一番簡単な方法ですね。
もちろん自分の支援したい活動をしている団体にインターネットを通じて募金することもできます。
マンスリーサポーター
マンスリーサポーターは、1回きりのお金の提供ではなく、毎月同じ団体に寄付をします。
毎月同じ団体に寄付をするので、その場で「じゃあお金を渡して支援しよう!」という募金よりも少し経済的な負担は大きくなります。
ただし、その分より深く支援する団体の活動に関われます。
団体にもよりますが、私が支援した団体の場合支援実施地域の子1人とサポーターとして交流ができました。
私がサポーターになった子はアフリカのある国のUくんでした。
最初にUくんの家族写真が送られてきて、自己紹介の手紙をくれました。
その手紙に対して私が返事を書いて、お互いの近況を伝えあったりと楽しい文通が始まりました。
また、私はまだやったことがないのですが、重さや金額に気をつければ、文房具などのプレゼントを送ることもできます。
今はコロナウイルスの影響で難しいですが、実際に支援している地域に訪問してその子と会うこともできます!
形は違えど、ほとんどの団体がマンスリーサポーターにはより深い交流・理解の機会をもうけている場合が多いです。
自分の寄付が支援地域に、そしてサポーターになった子にどのようにして届き、形になっているのか肌で感じることができるのがマンスリーサポーターの魅力です。
参照:ワールドビジョンジャパン 1人の子どもと1対1の支援プログラム
寄付は偽善?どういう人間でありたいかが大事
「寄付は偽善だ」とか、「いい人と思われたがり」「イメージアップのため」とか世間にはいろんな声があります。
実際に偽善かどうかは、その行動がきちんと良い結果につながっているかどうかで決まると思います。
ただ「寄付をする」ことだけが目的になっていて、その寄付した先の団体の活動が本当に社会に貢献しているものなのかもよくわからずに「寄付した自分かっこいいでしょ」を人に見せたいだけ…
確かにそれは世間のいう偽善なのかもしれません。(私は最初の一歩なのであればそれでもいいと思ってますが)
しかし誰がなんと言おうと、寄付する団体のことをよく知り、共感し、応援したいと思ってお金を渡すことは、立派な社会貢献のひとつです。
自分はどのような人間でありたいのか、そうなれるようにきちんと行動に移せているかが大切なのです。
補足
今世界はグローバル化し開発途上国の安い労働力で作った商品で先進国が豊かに暮らしているという側面が少なからずあります。
例えば、2013年に起きたバングラデシュのラナプラザのビル崩壊事故を覚えていますか?
私たちが「ファストファッション」と言って安く購入している服を作っているビルが崩壊し、1000人以上が亡くなった事故です。(詳しく知りたい人はhttps://www.fashionsnap.com/article/rana-plaza-collapse-5years/)
私たちの生活がものに溢れ豊かなのは、低賃金かつ過酷な環境でそれらを生産している途上国の人たちがいるからです。
自分たちの生活と途上国の人たちの生活はつながっています。
私たちは知らず知らずのうちに「搾取している側」になってしまっている可能性があるのです。
その現状を変えようとしている国際機関(国連とか)、政府機関(JICAとか)、NGO・NPOに寄付をすることで、私たちも改善の一端を担うことができます。
参照:朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/ASN7P6GJJN7NUHBI00D.html?pn=11
まとめ
何か社会貢献をしたいけど、時間もそんなに投資できないし、スキルもそんなにないんだよね…
そんな人はまず寄付をして、行動することに慣れましょう。
その後に情報収集、そのまま寄付を続けるでもいいし、さらにステップアップ(ボランティアやインターンなど)してもいいと思います。
何もやらずうじうじしているより100倍かっこいいです。
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